人狼には運命の相手「メイト」がいるという。否応なく落ちる恋の相手。だがメイトの存在をいつも受け入れられる狼ばかりではない…熱く情熱的な人狼たちの物語。
ニューメキシコの獣医チェイは、ずっとメイトとの出会いを夢見てきた。そんなある日、負傷して運びこまれた白い狼に強い引力を感じる。
ついに出会えたかと胸躍らせた彼は、相手がオス—つまり男であることを知ってがく然とするのだった。
新天地で人生をやり直そうとしたキートンは、メイトだと思った相手がストレートだと知り、がっかりする。二度と、絶対に、ストレートの男と恋などできるものか。
しかしチェイはあきらめず…
★漫画版(作画 麻々原絵里依)コミックス発売中!★
人狼の血をわけられて、人間から人狼になったレミ。なかなかその暮らしになじめない彼は、いつも人狼のジェイクのそばに行くと調子が狂う。
ジェイクは、レミが自分のメイトだと知っていた。だが人狼の文化を知らないレミにそんなことを言っても受け入れられないだろうと見守ろうとしていた。
それにレミには、なによりも守らなければならない弟がいた。支配的な父親から、自分が盾になってでも。
ついに念願の大学生活が始まるマットは、オーブリーと会うのを楽しみにしていた。キートンの兄のオーブリーと、メールではいつも気が合って、マットに客室を貸してくれると言うのだ。
顔を合わせた瞬間,メイトだと気付いた二人。だがオーブリーには大企業の後継ぎとしての責務があり婚約者がいる。それはかなわぬ恋だ。期間限定の。
その上何故かマットが誰かに狙われ…
※電子版のみの発売となっています※
群れの「オメガ」—最弱のレインだが、そんなことで相手の言いなりになったりはしない。群れのアルファからの嫌がらせにもめげない彼を助けたのは,町の外からやってきた人狼のデヴリン。
運命の出会いだった。
トラブルメーカーのレイン、明るく元気あり余る彼と恋に落ちたデヴリンは、町に元からいる群れと敵対することになる。