フェア・ゲーム(All's Fair 1)
ジョシュ・ラニヨン
翻訳/冬斗亜紀 装画/草間さかえ
Fair Game (Josh Lanyon)
捜査中の膝への負傷でFBIを辞めたエリオットは教職の道にもどり、大学で歴史を教えていた。島のバンガローでの静かな暮らしに満足していた。少なくとも自分にはそう言い聞かせていた。
そんなある日、元FBIの経験を見込まれて、父親から行方不明になった子供がいる夫婦の相談にのってほしいとたのまれる。その行方不明事件の主任捜査官はタッカー・ランス。エリオットの元恋人だった。
思いがけない再会。それは甘いものではなかった。事件の行方も、また。
ためし読み
フェア・プレイ(All's Fair 2)
ジョシュ・ラニヨン
翻訳/冬斗亜紀 装画/草間さかえ
Fair Play (Josh Lanyon)
父親の家が火事になったと聞いて駆けつけたエリオットが見たのは、焼け落ちた家の前にいる父ローランドの姿だった。火事は放火だという。かつてベトナム戦争に反対し「反戦闘士」として政府と戦ったローランドには昔の敵が多い。しかも父はあの時代の回想録を出版しようとしていた。その本の中に誰かの秘密があったのか?
引き止めるタッカーを振り切って、エリオットは父の過去を調べはじめる。
それは二人の関係にも亀裂を生み…
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フェア・チャンス(All's Fair 3)
ジョシュ・ラニヨン
翻訳/冬斗亜紀 装画/草間さかえ
Fair Chance(Josh Lanyon)
エリオットは、連続殺人犯として裁判を待つかつての同僚“彫刻家(スカルプター)”コーリアンとの面会に呼ばれる。そこで不吉な、共犯者の存在を匂わせる遠回しな脅しを受けた。
共犯者がいたわけがない。だがコーリアンの被害者たちの頭部がどれひとつとして発見されていないのもたしかだ。エリオットは共犯者の影を追って「殺人者だけが招かれるパーティー」へと参加する。
一方、再会した実母に会いに出かけていったはずのタッカーとの連絡が途絶える。タッカーはエリオットに嘘をついていたのだろうか…?
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