ドント・ルックバック
ジョシュ・ラニヨン
翻訳/冬斗亜紀 装画/藤たまき
Don't Look Back(Josh Lanyon)
甘い夢からさめると病院のベッドの中だった。
美術館に勤務するピーターは頭を殴られ意識を失い、ショックで記憶障害を起こしていた。警察の取り調べが始まると、ピーターは自分に容疑がかかっていることに気付く。勤めていた美術館から3年で10万ドルあまりの美術品が消えていたのだ。
自分は犯罪者なのか? 彼を取り調べるグリフィン刑事はどうしてこうも敵意ある態度を取る? 親しげな美術館理事のコールと自分は恋人だったのか?
過去とともに切れ切れに甦る、甘く切ない思い出。それが導く先は…。
ためし読み